このプロジェクトが生まれた理由
2016年、藤野地区で気候変動の影響と対策を考える有志のプロジェクト「気候変動の藤野学」が立ち上がりました。
その中で、土砂災害や鳥獣害といった地域課題が浮かび上がり、2021年には「小さなシャベルでできる森の再生活動」を開始。この活動を通じて、放棄された茶畑や田んぼ、畑、ゆず畑、竹林の存在に気づき、少子高齢化による担い手不足でこれらの土地が荒廃している現状を認識しました。
これらを整備し、自然の恵みを活かした価値を生み出すことで、新たな雇用や地域経済の活性化につながると考え、本プロジェクトを本格的に事業化することを決意しました。
私たちが向き合う地域の課題
担い手を増やし、里地里山の環境を持続可能な形で手入れしていくこと
自然環境のバランスを整え、土砂災害のリスクを減らすこと
自然の恵みを活用した新たな製品やサービスを創出し、地域経済を活性化し、雇用を創出すること
かつて、地域の暮らしは家族や集落全体で支え合いながら営まれ、里地里山の自然環境も守られてきました。しかし、都市部への人口流出や少子高齢化によって、その営みが途絶えつつあります。その結果、耕作放棄地が増え、環境と景観が悪化。誰も手を入れないために、さらに悪化していくという悪循環が続いています。
このままでは、美しい里地里山の自然は失われ、人が離れ、地域の活力も失われてしまいます。
私たちはこの負の連鎖を断ち切り、「自然と共生する持続可能な暮らし」を実践・提案し、未来へつないでいきます。
取り組んでいること
- 耕作放棄地・草が生い茂った平地・法面・竹林の整備
- 田畑・茶畑・ゆず畑の再生
- 沢や河川の機能回復
- 登山道の整備
- 循環型の有機栽培による作物の生産(米・野菜・お茶・ゆず・たけのこなど)
- 竹の活用(加工資材としての提供、竹炭づくりと活用)
- 収穫物を活かした商品開発
- 学校や企業向けワークショップ
- 環境再生・自然共生の学びの場づくり
- 行政・研究機関と連携した実証実験
これらの活動を通じて、環境再生と地域活性化を同時に実現し、持続可能な地域モデルを築いていきます。
この先に描く未来
- 里地の環境整備を進め、活用モデルを確立する
- 収穫物を活かした商品づくりを試みる
- 環境再生を「仕事」として成り立たせる仕組みを作る
- 「自然と共生する持続可能な働き方・暮らし方」が、地域経済の柱となる。
- 若い世代がこの地で生業を持ち、風土が次の世代へと受け継がれていく。
- そして、この取り組みが他の地域へと広がり、日本全体に自然共生型の社会システムが根付く。
「便利さ」だけを追求するのではなく、未来の子どもたちへ豊かな自然をつなぐ暮らしを実現する。
それが、私たちの目指す未来です。
この活動に参加するには
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藤野の各地区で環境再生の活動や農作業体験のイベントを開催しています。
イベント情報は里地創生プロジェクトWEBサイトやInstagramで発信中。
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このプロジェクトの強み
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