農薬も化学肥料も使わない、自然と共に育むお米作り
田んぼでの米作りに興味のある方、一緒に年間を通じて挑戦しませんか?
有機栽培の田んぼづくりについて
里地創生プロジェクトでは、地域の自然と文化を守る取り組みの一環として、農薬・化学肥料を使わない有機栽培の田んぼづくりを行っています。
持続可能な営み方を実践しながら、地域の風土や生態系を次世代へ受け継いでいくことを目指しています。

藤野地区の田んぼの現状
かつて、この地域(藤野地区)には多くの田んぼが広がり、お米づくりが営まれていました。
田んぼは単なる農地ではなく、洪水を防ぐ治水機能や、多様な生き物が暮らす生態系の一部としても重要な役割を果たしてきました。
しかし、都市化や少子高齢化の影響により、多くの田んぼが畑や宅地へと姿を変え、今では残された田んぼの数はごくわずかになっています。さらに、高齢化によって田んぼの維持が難しくなり、このままでは放棄される田んぼが増えるばかりです。
こうした状況の中で、私たちは田んぼを守り、次世代へとつなげるための活動を続けています。
有機栽培で、自然とともにお米をつくる
私たちの田んぼでは、化学肥料や農薬を使わず、人と自然の力を活かした持続的な米づくりを大切にしています。
また、田んぼだけでなく、その周辺の環境もひとつの生態系と考え、荒れた土地の整備や、地中の水・空気の循環の改善にも取り組んでいます。


田植えから収穫まで、一緒に体験しませんか?
田んぼづくりは、年間を通じてさまざまな作業があり、草刈り・田起こし・水入れ・田植え・収穫まで、すべての工程を体験することができます。
そして、収穫したお米は、参加者全員で分け合います。
「普段食べているお米がどのように作られているのか?」を、実際に自分で体験しながら学ぶことができる貴重な機会 です。
田んぼの環境に五感で触れ、自然と向き合う時間を一緒に過ごしてみませんか?
こんな方におすすめ!
お米づくりを体験してみたい
家族で自然に触れる機会を作りたい
年間を通じて農作業に関わりたい
農薬や化学肥料を使わない農業に興味がある
活動場所

小渕の田んぼ
藤野駅から徒歩10分の場所にある「小渕の田んぼ」は、昭和初期から農薬や化学肥料を使わずにお米作りを続けてきた個人所有の田んぼです。
この田んぼは、南斜面で日当たりが良好な環境に恵まれており、周囲の自然と調和しています。田んぼに流れ込む沢の手入れや、風通しを良くするための作業も行い、自然環境の保全にも力を入れています。
持ち主の方から、長年培われた田んぼづくりのノウハウを直接学べる貴重な機会があります。田起こしや代掻き、脱穀作業などを通じて、機械の使い方も実践的に学べるので、初心者でも安心して参加できます。

日連の田んぼ
金剛山の麓に広がる日連の田んぼは、かつて広大な田んぼ地帯でしたが、高度経済成長期の宅地開発や地域の高齢化により、田んぼを営む人がいなくなってしまいました。
この田んぼは、以前個人所有の方が長年お米作りをしていましたが、数年前に高齢を理由に営農を停止。その後、担い手候補が現れましたが、持続することができず、一度は放棄されてしまいました。
現在、地域内外の人々の協力のもと、田んぼの再生を目指して環境改善を進めています。金剛山の湧き水を活かし、有機栽培による田んぼ作りを実践しています。
作業は主に手作業を中心に行い、みんなで連携しながら、仕事と農業を両立できる持続可能な田んぼづくりに挑戦しています。
年間のスケジュール
時期 | 内容 |
1~3月 | 田んぼ周辺の手入れ(草刈り、剪定、水脈整備、沢整備など) |
3月 | 今年育てる稲苗を決める |
4月 | ふやかし(種籾を水に浸けて芽出し) 種籾撒き 田起こし |
5月 | 水入れ 代掻き、畦塗り |
6月 | 田植え |
7~8月 | 畔の草刈り、田んぼの草取り |
9月 | 鳥よけの紐張り |
10月 | 稲刈り、はざかけ 脱穀 |
11月 | 精米 |
12月 | 餅つき 藁・石灰撒き |
・年間スケジュールは目安です。実施内容や時期は、その時点の状況や天候、田んぼの状態に応じて変更となる場合があります。
参加方法
田んぼの活動に参加したい方は、以下のメンバー種別からご希望のものをお選びください。
メンバー種別 | 年会費 / 参加費 | 特典・詳細 |
レギュラー | 年会費 5,000円 | すべての日程に参加できます。 収穫後のお米付き。 |
ファミリー | 年会費 9,000円 | すべての日程に家族で参加できます(大人2名まで)。 幼児〜高校生までは無料で同伴可能。 収穫後のお米付き。 |
スポット | 1回あたり 500円 | 1回ごとの参加。 参加当日にお支払いください。 |
募集組数:各10組
※日連田んぼは満枠となりました(2025/04/21更新)
- 会費・参加費には、作業時の怪我に備えた保険料・苗や道具の費用・運営メンバーのオーガナイズ費用が含まれます。
- 田んぼごとの年会費です。小渕・日連の両方に参加する場合は、それぞれ年会費が必要になります。
- 期間途中のお申し込みでも、年会費の日割り計算はありません。
- お米の配分は、活動の参加日数に基づいて決定します。
- 支払い方法は現金のみとさせていただきます。活動参加時に事務局へお渡しください。
- 途中で参加をやめる(解約する)場合は事務局へお知らせください。期間途中の解約による返金はありません。
- 解約の申し出がない場合、翌年へ自動更新されます。
- 年会費の支払い期限:毎年12月1日〜12月末日までにお支払いください。
- その他の運営については、適宜事務局と参加者間で協議しながら決定します。
レギュラー / ファミリーメンバー希望の方
事務局までEメールでご連絡ください。
- 件名:「田んぼメンバー参加申込」
- 本文:「氏名、電話番号、参加する田んぼ(日連 / 小渕 / 両方)」
- 送付先:satochi.sousei@gmail.com
• スポットメンバー希望の方
「田んぼの活動イベントに参加申し込みをする」ボタンをクリックして、申込フォームからお申し込みください。
直近の田んぼの活動予定はこちらから詳細をご覧いただけます。