今回の活動では、「種籾撒き」と「田起こし」の作業を行いました。
目次
芽出しから筋撒きまで:苗づくりの第一歩
まず、1週間前から水に浸けて発芽を促していた種籾を使用しました。

作業は以下の手順で進めました。
- 芽出し済みの種籾を田んぼに立てた畝へ条蒔き。
- 撒き終わった畝には不織布をかけ、苗床の完成。

このまま順調に育てば、6月7日(土)の田植えに向けて、立派な苗へと成長していく予定です。

▼活動の様子を動画でまとめました(Instagramリール)
放棄地の再生:田起こし作業の進捗
もう一つの作業は、長年放棄されていた田んぼの開墾・田起こしでした。

この田んぼは2月から作業を始めており、すでに点穴をあけて耕し、剣スコップで一度掘り返していましたが、まだ地面の硬さが残っていました。今回は以下の工程を実施しています。
- 剣スコップで改めて深く掘り返す。
- ミツグワ(※三つ又の鍬)を使って土をさらに細かく砕いてほぐす。
特に田んぼの一番下段は、表層部に根が張りめぐらされており、非常に固く締め固まっている状態。剣スコップも容易には刺さらないほどで、手作業で掘り返せるだけ掘り返し、今後は雨風にさらして自然に土がほぐれるのを待つことにしました。

次回の作業は、5月のゴールデンウィーク中を予定しています。このときにもう一度田起こしを行い、ミツグワでさらなる土壌改善を図る予定です。
併せて、田んぼに水を引き込むための溜池の整備と、水を貯める準備も並行して進めていきます。