【活動レポ】25.4.5 竹でつくる!みんなの休憩小屋

物価高騰や食糧自給への関心が高まる中、「自分たちの手で育てる安心感」をテーマに、今年2月からスタートした縄文ファーム。

機械や化学肥料に頼らず、女性や子どもも気軽に関われる農のかたちを模索しながら、「助け合い・分かち合い・語り合い」をキーワードに、持続可能なコミュニティづくりを進めています。

そんな畑ですが、水場や日陰がないという課題がありました。春が深まり、暑さの気配も近づく中、作業の合間に休める竹の小屋を自作し、さらに雨水を溜められる雨どいシステムも設けることにしました。

縄文ファーム(小屋の設置前)
縄文ファーム(小屋の設置前)

竹の調達:甲州古道の竹林で間伐作業

休憩小屋の素材は、身近にある竹。

畑の周辺には竹林がないため、徒歩5分ほどの場所にある甲州古道・下川橋付近の竹林から資材を調達しました。

この竹林は、2022年から地域有志の手で整備を続けている場所です。今回は、まだ繁茂が残っていた一画を対象に、景観と環境の改善を兼ねた間伐を実施しました。

むやみに伐るのではなく、「自然とつながる手入れ」を心がけた作業です。

必要な資材と間伐の手順

今回作るのは、幅2m × 奥行き1.3mの屋根付き小屋(壁三面)

そのために用意した竹材は以下の通りです:

  • 柱(通直)2m×4本
  • 梁 2m×2本
  • 壁の抑え 2m×1本、1.5m×2本
  • 壁材 1.7m×23本(半割り使用)
  • 天井材 1.5m×10本(半割り使用)

これらを揃えるために、20本強の竹を手ノコで間伐・玉切りし、必要な長さにカットしていきました。

切り出した竹に、長さを測って切る位置をマーキング
切り出した竹に、長さを測って切る位置をマーキング
必要本数を用意できました
必要本数を用意できました

副産物も活かす:斜面に笹を活用した土留め作り

竹を伐ると、大量の枝や笹葉が発生します。これをそのまま放置してしまうと、通気や水はけの悪化、蚊の発生源になるなど、環境に悪影響を与えます

斜面変換線に竹の杭を打ち、笹を横に柵ませて土留めにしていきました
斜面変換線に竹の杭を打ち、笹を横に柵ませて土留めにしていきました

今回は、そうした副産物も無駄にせず、斜面の通気性を改善するための土留めに利用。

現地の地形を活かし、笹をすべて有効活用する循環的な取り組みができました。

斜面の際に、笹の土留めが入っています
斜面の際に、笹の土留めが入っています
木の根元、土が丸出しになっているところに土留めを入れて、保水と通水機能改善
木の根元、土が丸出しになっているところに土留めを入れて、保水と通水機能改善

▶竹の間伐の様子はリール動画で公開中


いざ、竹小屋づくりスタート!

4月5日朝9時。

縄文ファームのメンバーが集まり、いよいよ小屋作りの作業をスタートしました。

まずは、杉の丸太杭を打ち込み、竹の柱(2m)を番線で固定。

杉の丸太杭に竹の支柱を番線で固定
杉の丸太杭に竹の支柱を番線で固定

続いて、梁と壁の抑え材を組んでいきます。

屋根の梁と壁の抑えを組みつつ、割り竹を作っていきました(写真奥)
屋根の梁と壁の抑えを組みつつ、割り竹を作っていきました(写真奥)

壁と屋根材には、1.5〜1.7mの竹をナタで半割りに。

屋根は割り竹を交互に重ねて施工することで、隙間からの雨漏りを防ぐ構造にしました。

この上に割り竹を被せます
この上に割り竹を被せます

壁部分は、あえて隙間をあけて風通しを確保。

麻紐や蔓、石を使って、しっかりと固定しました。

壁は割り竹を並べてできる自然の隙間を、風通しとして利用しました
壁は割り竹を並べてできる自然の隙間を、風通しとして利用しました

屋根の端には雨どいを取り付け、雨水が集まるように工夫。

今後はドラム缶を設置し、雨水を貯めて活用する予定です。

休憩できる「場」が完成

こうして、2〜3人が休める広さの竹小屋が無事完成しました。

竹小屋が完成しました
竹小屋が完成しました

風が通り、竹の香りも心地よい、自然素材ならではの癒しの空間です。

▶作業の様子はリール動画でも公開中

次回は 「縄文トイレ」ワークショップ開催!

次なるステップとして、小屋の隣に自然にやさしい「縄文トイレ」を設置予定です。

4月26日(土)に、そのワークショップを開催します。

ご興味のある方は、ぜひご参加ください!

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