大地の循環から考える、これからの茶畑のかたち
神奈川県相模原市緑区の北部地域では、昭和の前半からお茶の栽培が盛んに行われてきました。
しかし、高齢化や担い手不足により、管理が行き届かなくなった茶畑は次第に放棄され、藪化や鳥獣害、景観の悪化など、地域環境への影響が広がっています。
近年では、茶の木をすべて抜根して更地にするケースも増えていますが、そうした土地は地形の安定性や土壌の保水・通気機能が損なわれ、結果として再び荒れてしまうリスクも抱えています。

里地創生プロジェクトでは、こうした放棄茶畑を「ただ元に戻す」のではなく、現代の暮らしに合った、無理のない手入れと利活用のあり方を探りながら、再び人と自然が関われる場として育て直す取り組みを進めています。
茶畑だけでなく大地全体を見る
この活動では、茶畑そのものの手入れに加え、周辺の沢や斜面、藪化した箇所も含めた大地全体の循環に目を向けます。
具体的には、
- 茶畑周辺の沢整備による水脈の改善
- 藪化した箇所の間伐・草刈りによる風通しの回復
- 地形と植生を読み取りながらの環境調整
などを行い、肥料や農薬に頼らず、茶の木が本来の力を発揮できる環境づくりを目指します。
茶畑は、畑単体で成り立つものではなく、水・空気・土・周囲の植生とつながった一部です。
その関係性を整えることが、持続的な再生につながると考えています。
これからの利活用をみんなで考える
放棄茶畑のフィールドは複数あり、再生の進み具合や環境条件もさまざまです。
今後は、お茶の活用を考えている方へ、茶葉や茶の実の提供を行うことも視野に入れながら、この場所がどのように使われていくとよいかを、参加者とともに考えていきます。
- お茶づくり
- 加工や商品化
- 場としての活用
決まった答えはありません。
再生の現場に関わりながら、少しずつ形を探っていく活動です。
▶︎茶畑整備の様子はこちら(Instagramリール動画)
副産物としての「風の三年番茶」
再生の過程で剪定した枝葉は、大地の再生の視点で育まれた「風の三年番茶」として仕立てられています。
三年番茶づくりは、この活動の目的そのものではありませんが、手入れを続けた結果として生まれる、循環のひとつの形です。
「再生すること」と「活かすこと」。
その両方を実感できる副産物として、位置づけています。
※風の三年番茶については、別ページで詳しく紹介しています。
こんな方におすすめです
- 放棄茶畑や里山再生に関心がある方
- 肥料や農薬に頼らないお茶づくりに興味がある方
- 現場で手を動かしながら、環境の見方を学びたい方
- お茶の活用や利活用を考えている方
初めての方も歓迎です。
イベント詳細
- 日程
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2月8日(日) 9:00~12:00
・途中参加、退出可能
・雨天中止の場合、前日までにEメールでご連絡します - 集合場所
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ベイスターズマート四津屋商店前(相模原市緑区佐野川2418-1)
Google mapはこちら
・現地までガイドが誘導します(集合場所から徒歩5分)
・公共交通機関ご利用の方は、JR中央本線藤野駅まで送迎します(申込時にお知らせください) - 作業場所
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相模原市緑区佐野川
Google mapはこちら
・岩神社の東側にある茶畑です。駐車スペースがないため、他の場所をガイドが案内します。 - 駐車場
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無料
・集合場所からガイドが誘導します - 参加費
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無料
・継続的な手入れと場づくりのため、可能な範囲でのご寄付にご協力いただけると幸いです - 定員
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10名(先着順)
・定員になり次第終了します - 持ち物
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・汚れてもいい服装と靴、軍手、帽子
・飲み物、昼食(必要な方)、タオル、着替えなど必要なもの
・手道具(ノコギリ鎌、剪定バサミ、手ノコギリ)※ご用意できる範囲でOKです。 - お申し込み
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以下のフォームよりお申し込みください。
- キャンセルについて
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・キャンセルの場合は事務局までお知らせください
- 主催
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里地創生プロジェクト
- 協力
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NPO法人ふじの里山くらぶ、森のイノベーションラボFUJINO、大地の再生関東甲信越支部
- お問い合わせ
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その他の里地創生イベントについて
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