2025年3月2日、日連地区にて放棄田んぼの再生活動を行いました。
今回は、田んぼ南側の薮地の整備と、自然に優しい「縄文トイレ」の設置を実施しました。
薮地の整備
1月には、周辺を覆っていた篠竹を間引き、風通しを改善しました。しかし、朝日が入る東側の斜面地は未整備だったため、今回からこの部分の整備を開始しました。

作業前は、平地全体がぬかるんでおり、斜面と平地の境界部分(斜面変換線)が長年の堆積物で詰まり、水が滞留している状態でした。

そこで、斜面変換線に溝を掘り、地下水脈からの水と土圧、空気が抜ける溝を掘りました。

この溝を沢に繋げ、水と空気が動く水脈としています。また、近くに捨てられていた枯れ竹や枯れ木、間伐した笹の葉を溝に入れ、泥水で埋まらないようにしました。

縄文トイレの設置
屋外作業を継続的に行う際、トイレの問題が課題となります。
一般的なプラスチック製のトイレBOXは、調達費用や清掃、排泄物の汲み取り、廃棄時のコストなどが発生し、持続的ではなく自然にも負荷をかけてしまいます。
これらを解消するため、風と微生物の力を利用し、自然に糞尿が分解される「縄文トイレ」を設置しました。
午前中に作った水脈(溝)の途中に、深さ50cmほどの穴を掘り、近くに捨てられていた角材で足場を組みます。この穴の部分に用を足し、炭と落ち葉を撒くことで、腐敗臭が生じず微生物が分解してくれます。

柱は焼き杭と竹を利用し、間引いた篠竹の葉を麻紐で結びつなぎ、すだれ状にして壁としました。

隙間には笹の葉を差し込み、目隠しになるよう工夫しました。

材料費は麻紐の数百円程度で、仮に廃棄する際も、穴は埋め、資材は解体して燃やして炭にするか、細かく分解して地面に撒けば、いずれ土に還ります。
人手があれば作れて費用もかからず、自然にも優しいこの方法は、災害時のトイレ問題の解決策にもなると考えています。

今回は時間の都合で壁が未完成となりましたが、次回の作業で仕上げる予定です。
