3月8日、小渕地区の田んぼで有機栽培の田んぼ作りを進めました。

今回は「焼き杭作り」と「斜面の土留め補強」の作業を実施。
小渕地区の田んぼでは、昭和初期から農薬や化学肥料を使わない米作りが続いてきました。以前は稲のはざかけ用に杉丸太の杭を使用していましたが、現在は単管パイプに切り替わり、丸太杭が使われなくなっていました。そこで、これを「焼き杭」にして再利用することに。

朝から小雪が舞うなか、暖をとりながらの焚き火作業。火の扱いには細心の注意を払い、燃え広がる心配のない田んぼの中央で行いました。
焼き杭は、丸太の表面がウロコ状になったタイミングで仕上がり。火から外した後は、しっかりと水に浸して鎮火させます。内部に熱が残ったままだと燃え続けてしまい、杭としての強度が失われるため、この工程が重要です。

また、焚き火でできた炭や灰は田んぼに撒くことで、土の栄養として活かせます。廃棄物を出さず、すべての資源を循環させる仕組みです。
こうして、多くの焼き杭が完成しました。今後の整備に活用していきます。
午後には、降雪が強まってきたため、水路の入り口に土砂が流れ込まないよう土留めを補強しました。午前中に作った焼き杭を活用し、間伐した枝木や篠竹、笹を組み込んで土砂の流出を防ぎます。

このような資材の再利用は、コストをかけずに環境負荷を抑えながら整備を進める上で大切な工夫のひとつです。
今回の作業はこれで終了。次回は田んぼ東側の藪化しているエリアの風通しを改善する作業を行います。
引き続き、持続可能な田んぼ作りを進めていきます。
