「日連の田んぼ」今回の作業は、6月上旬の苗植えに向けて、田起こしと種籾の浸け込みを実施しました。
今年の栽培では、種から苗を育てて植えるという、より丁寧で自然に寄り添ったスタイルを採用しています。
種籾浸け
今年育てるお米は「ハッピーヒル」という品種。
このお米は、自然農法の提唱者・福岡正信氏が開発した交配種で、栽培が比較的容易でたくましく、無農薬・無肥料でも育ちやすいのが特徴です。
また、味もよく、栄養価も高いため、自然栽培を志す人たちの間では人気の品種です。
浮き籾を取り除いて選別
種籾は、いきなり水に浸けるのではなく、中身の詰まった実のある種籾だけを選別します。
バケツに水を張り、種籾を入れると、空っぽのものは浮いてきます。

これを手作業で丁寧にすくい取り、実入りの良い種だけを残していきました。
温湯消毒で病気を予防
次に行うのは温湯消毒(おんとうしょうどく)。
これは、65度のお湯に10分間浸けることで、種籾に付着した病原菌を殺菌する工程です。
今回も温度管理は慎重に。ポットで持参したお湯を温度計で測りながら、温度が急に下がらないよう、自然に冷ましつつ調整しました。

網袋に入れた種籾をお湯に沈め、10分後に取り出します。
発芽を待ちながら水温管理
消毒後の種籾は、田んぼに隣接する溜池にセットし、水温を見ながら発芽を促します。

水温が高すぎると芽が早く出過ぎてしまうため、これから数日間は、発芽のタイミングを見極めながら育てる予定です。
苗床への移植は、来週の4/19(土)を予定しています。
手作業で挑む、田起こし
田起こしには、剣スコップやミツグワ(鍬)を使った人力作業を選びました。

この田んぼは数年放棄されていたため、地面はかなり固く締まっており、事前に点穴(小さな穴)を掘って通気を試みていましたが、耕運機を入れられる状態には至らず…。
今回は、地道に一面ずつ、スコップで掘り返しながら土を柔らかくする作業を行いました。

ちょうど翌日は雨の予報。
雨水が土中に浸透することで、水と空気が行き渡り、締まった土が解れていくことが期待されます。

人力での田起こしはかなり体力を使うため、今回は1枚だけ完了し、残りは次回に持ち越すことにしました。
▶種籾浸けと田起こしの様子はリール動画で公開中
次回は苗床づくりと水路設置
次回(4/19)の作業は、苗の植え付けと田んぼへの水路作りを行います。
溜池から田んぼへ水を引き込むルートを整備して、田んぼの準備をさらに進めていきます。
自然と向き合いながら、今年も一歩ずつ。
ハッピーヒルの成長とともに、私たちの学びも深まっていきます。
